銘柄比較検討
銘柄比較検討では、私が検討したい銘柄について”株探”さんの「比較される銘柄」を対象に長期の業績を比較し、銘柄検討の基礎資料としようとする内容です。長期の業績を把握することで、目先の株価推移に惑わされない。。そんな投資家になりたいです。。
ということで、この記事では、以下の内容について確認をしていきたいと思っています。
業績 :売上高、営業利益、純利益、EPS、ROE、ROA、原価率、営業利益率、販管費率
財務状況 :総資産、自己資本比率、有利子負債比率、BPS
キャッシュフロー:営業活動、投資活動、財務活動、フリーキャッシュフロー
分析対象銘柄 銘柄名
今回はベクトルについて長期の業績を確認していきたいと思います。
比較対象企業は、株探さんの「比較される銘柄」から以下、3つの企業を対象といたします。
■比較銘柄
・サイボウズ(4776)
・ブロドリーフ(3673)
・アイネット(9600)
※比較銘柄としては、売上規模が同程度のSaas系のサービス会社が選出されているようです(アイネットはSaasではないですが)。時価総額については、圧倒的にラクスが大きいですが、これはラクスのPERの高さが原因かと考えています。
業績
売上高
売上高は他社と比較して、きれいな増加傾向にあります。まるで皮算用かのような一貫した増加です。サイボウズも2012年以降は綺麗に増加していることがわかります。
営業利益
営業利益については、昨年の値がかなり大きくなっており、直近の年は大きく減少しているように見えます。これについては昨年の決算にて、利益を出し過ぎたといったコメントがあったように記憶しています。間違っていたらすみません。
経常利益
経常益も営業利益と同様の傾向です。
純利益・EPS
純利益・EPSも営業利益と同様の傾向かと思います。
ROE・ROA
ROEについては、利益が大きくでた昨年を除外するとジョジョに低下していってしまっております。
ROAも概ね同様の傾向です。
営業利益率
営業利益率も徐々に低下の傾向にあります。
原価率・販管費率
原価率は徐々に低下の傾向です。
財務状況
総資産
総資産は右肩上がりに増加しています。
自己資本比率
自己資本比率は70%前後で安定しています。他社も同様の傾向にありそうですが、サイボウズは徐々に低下していることがわかります。
有利子負債・有利子負債比率
有利子負債はほとんどないようです。
BPS
BPSは増加傾向にあります。
キャッシュフロー
営業活動によるキャッシュフロー
利益が大きく出た年のキャッシュフローが大きく増加。
投資活動によるキャッシュフロー
利益が出た年も投資CFは大きな変動なし。
財務活動によるキャッシュフロー
フリーによるキャッシュフロー
フリーCF増加。
まとめ
直近決算を出しており、かなり売り込まれたラクスの業績を眺めてみました。
売り込まれた直近決算でも売上自体はかなりの伸びだと思いますので、ここ最近のトレンドだと重要なのは利益部分なのだと思います。
長期のトレンドで見ても売上は綺麗に増加傾向にあるので、あとはどのタイミングで利益をだすかという点に注目していきたいと思います。
個人的にはここまでの売上成長性を見せつけれられると多少ハイバリュエーションでも、下げ過ぎたら買っていきたいなーと思ってしまいます。
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