銘柄比較検討 ベクトル(6058)

銘柄比較検討

 銘柄比較検討では、私が検討したい銘柄について”株探”さんのよく比較される銘柄を対象に長期の業績を比較し、銘柄検討の基礎資料としようとする内容です。 長期の業績を把握することで、目先の株価推移に惑わされない。。そんな投資家になりたいです。。

ということで、この記事では、以下の内容について確認をしていきたいと思っています。
業績      :売上高、営業利益、純利益、EPS、ROE、ROA、原価率、営業利益率、販管費率
財務状況    :総資産、自己資本比率、有利子負債比率、BPS
キャッシュフロー:営業活動、投資活動、財務活動、フリーキャッシュフロー

分析対象銘柄 ベクトル

  ということで、今回はベクトルについて長期の業績を確認していきたいと思います。
比較対象企業は、株探さんの比較される銘柄から以下、3つの企業を対象といたします。

■比較銘柄
・フラップジャパン(2449)
・共同ピーアール(2436)
・サニーサイド(2180)

ベクトルはPRが強い会社ということで、いずれもPR関連の会社になっています。PR業界での比較という点ではよいラインナップになっているのだと思います。一方で、ベクトルは今後マーケティングの市場も狙っていくと説明しており、この点での比較という意味では十分ではないかもしれませんが、悪しからず。では早速業績を見ていきます!!!

業績

売上高

 ベクトルの売上高は綺麗に上昇しており、他社と比較するとその上昇の強さが見て取れます。
また、売上規模も最も多く、PR業界アジア1位の名は伊達ではなさそうです。

営業利益

 営業利益については、若干凸凹ありつつも、順調に伸びているように見えます。

経常利益

 経常益は一時停滞しておりましたが順調に伸びており、直近では大きく増加しています。

純利益・EPS

 一方、純利益・EPSを見るとコロナになる少し前からマイナスに転じています。これは、子会社の赤字が響いていたことからマイナスが始まり、コロナによりさらにダメージが来たものと記憶しています。ただ、当該子会社(明日のチーム)も直近では黒字化に成功しており、ここからの業績は問題ないとの説明があったと思います。

ROE・ROA

 ROE・ROAについても赤字により低下しておりましたが、今期より復活しています。

営業利益率

 営業活利益率については、減益期間前から下がりはじめ、減益期間でさらに減少する展開となっていましたが、直近で戻り始めているという状況です。

原価率・販管費率

 原価率は低下傾向な一方で、販管費率は増加傾向です。

財務状況

総資産

 ぶれている時期がありますが、基本的には増加の傾向にあります。

自己資本比率

 減益期間で自己資本比率が減少していることがわかります。

有利子負債・有利子負債比率

有利子負債についても減益期間で大きく増加しています。一方で、直近では順調に減少していっていることがわかります。

BPS

減益期間でBPSが減少しておりますが、直近BPSは従来の値より大きくなっており、増加傾向のトレンドに戻りました。

キャッシュフロー

営業活動によるキャッシュフロー

 営業活動によるキャッシュフローは直近2年ど大きく増加。

投資活動によるキャッシュフロー

 投資活動によるキャッシュフローは、直近2年ど大きく増加。ベクトルが投資していた多くの企業がIPOしたことが大きいように思います。このあたりは会長がYouTubeでも話されていることが見えるように思います。(https://www.youtube.com/watch?v=Ej9hVeqBxTg

財務活動によるキャッシュフロー

フリーによるキャッシュフロー

ここ数年、フリーキャッシュフローのプラスが大きくなっております。

まとめ

 今回は、ベクトルについて会社業績、財務活動、キャッシュフローの観点から業績を眺めてみました。詳しく突っ込めない部分もありますが、こうした同業他社と比較しながら少しづつ勉強していきたいと思います!

直近はマクロ動向で、株価の乱高下があるので、こんな感じで買いたい銘柄でもリストアップして下の方で口を開けて待っているようにします。では!!

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